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趣味:チャット・しぐさ遊び
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取り扱い説明書あります。
私、地雷でしてよ?

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貴女と生きる未来の為に─後編─

序章はコチラ
前編はコチラ

本編は続きから。

本記事の主成分は妄想でできております。
実際の人物像とは多分関係ありません。
また、若干のネタバレが含まれます。
ボス画像等は使っていませんが、実際のストーリーに触れる内容が含まれますのでまだ冥王に挑んでない方はご注意を。

以上を踏まえてから、続きをどうぞ。









ついに膝をつく冥王。

────勝った

そう思った。
傷だらけだけど、ミドリも私も無事なままこの瞬間を迎えることができた。
皆の待つアストルティアに帰れる。
そう思った。

────でも

冥王は足掻く。
王者のプライドを捨て、天蓋を切り裂き、おぞましいほどの魔瘴をその身に受ける。

私は知っている。
何もかも投げ捨てた相手はとても怖いということを。
かつての私もそうだったから。
愛する姉を、大切な故郷を奪われたあの日から、私も全てを復讐に注いできたから。

────だけど

アストルティアで出会った友人達が教えてくれた。
共に冒険できない町に息づく人々も教えてくれた。

強大な敵を前にして尚、何かを護りたいと願うその意思が時に強大な敵を打ち破る原動力になるということを。
復讐心に憑かれた私を、優しい日差しの溢れる世界に呼び戻してくれた人達がいる。
あの優しい笑顔を、護りたい。
今頑張らなくていつ頑張るというのか。
愛用の斧を握りなおす。

でも、見上げると魔瘴の塊の中の恐ろしい気配に思わず怯んで後ずさりしてしまう。
後ずさった私の手にそっとミドリが触れる。
私に向けられるいつもと変わらぬ優しい眼差し。
ミドリだって怖くないはずはない。
それでも、強い意志を宿した瞳でまっすぐに私を見つめる。

私の震えが止まる。
勇気が湧いてくる。

────もう何も怖くない

私の覚悟が決まったとほぼ同時に、上空の魔瘴が爆発四散する。
衝撃で吹き飛ばされる玉座の間。
戦うどころじゃない。
足場さえも失って私もミドリも成す術がない。

そのとき、不思議な声があたりに響く。
不思議な声は光の床を構築し、獣のように変貌した冥王─冥獣王─をその光の陣に拘束する。
そして、吹き飛ばされた私とミドリを光の陣に降ろしてくれた。

魔瘴の満ちたこの空間で、無事にいられるのはきっとこの光の陣のおかげなのだろう。
足場としても申し分ない。
有難い、これで戦える。
ミドリと目配せをする。
いこう。

対峙する冥獣王と私達。
獣の咆哮が戦闘開始の合図だった。

見上げるほどの巨躯の腰の辺りに私達が立つ光の陣がある。
それでも、尚見上げねばならない程の巨躯。
神殿の柱よりも太い豪腕から繰り出される一撃は、その直撃をかわしても巻き起こす衝撃波だけでこちらはダメージを受けてしまう。

こちらの攻撃が効いてるのか効いてないのかも分からない。
そして何より右腕から繰り出される物理攻撃完全ガードが、私には辛い。
まずはあの右腕をなんとかしないと。
冥獣王の攻撃をかわしながら、右腕を執拗に攻める。

────刹那

視界の端に左腕の攻撃をかわしたミドリが、しかし衝撃波に巻き込まれたのが見えた。
僅かな隙も許されない極限の戦いの中で、私は戦いを忘れた。

『ミドリ!!』

冥獣王から完全に意識が逸れていた。
振り上げられた右腕は私の目には映らない。
私の目に映っていたのは、傷ついたミドリだけ。
そして、そのミドリが蒼白になって叫ぶ

『もみじーーーーーーー!!!!!』

ミドリを信じてない訳じゃない。
僧侶としての腕は誰よりも信用してる。
何でこのときミドリに気を取られたのか自分でも分からない。
そして、私の意識の外側から振り下ろされる冥獣王の右腕。

反応することすらできずに直撃を喰らう。
痛恨の一撃!!
自分の血で染まる真っ赤な視界に最後に写ったのは、悲痛に叫ぶミドリの姿。
ごめんねミドリ。
そんな顔しないで。
ああ、でも・・・
ミドリだけでも無事にここから帰してあげたかったな・・・

もう、指一本動かせない。
内臓にもダメージを受けたのだろう、さっきから口の中は血の味しかしない。
ぼやける視界の中に泣きながら呪文を詠唱するミドリが見えた気がした。

肉体と魂が完全に切り離される前なら、蘇生させることができる奇跡の術がある。
高位の僧侶でもその成功率は100%じゃない。
傷ついた自分の体に癒しの魔法を施し、涙を堪えてミドリは奇跡にすがる。

────そして

トクン

瀕死の私をミドリの魔法がこの世界に繋ぎとめる。
ボロボロの私をミドリが泣きながら癒す。

嗚呼、私はミドリを泣かせてばかりだね。
強気なミドリも好きだけど、初めて逢ったときから私の知ってるミドリは泣き虫だ。

嗚呼、でもどうせ泣き顔を見るなら・・・
私はミドリが嬉し泣きしてるとこを見たいよ・・・

トクン

私を抱えて冥獣王の攻撃をかわしながら逃げるミドリ。
逃げながら、攻撃をかわしながら、私と自分に癒しの魔法を唱え続けるミドリ。
まだぼんやりした意識の中で
『嗚呼、やっぱりミドリは頼もしいなぁ』
と思う。

ゲホッ

体の内側に溜まった血を吐き出すと同時に、私の意識が回復する
傷は癒えてる。
血を失ってちょっとフラフラするけど、大丈夫。
『ありがと、ミドリ』
『お礼はいいから!いけそう?』
『うん』
ミドリの頑張りに応えなきゃ。

冥獣王の右腕は左腕に比べて動きが鈍くなってきてる。
私の攻撃が効いてるってことだ。
いけるよ。

もう一度意識を戦闘へと向けなおす。
落ち着いて、何度も、何度も、右腕を攻撃する。
そしてついに、冥獣王の右腕が力なく垂れ下がる。

ミドリの疲労も限界が近い。
当たり前だ。
私を護るために、普段では考えられないほど高位の魔法を連発してるのだから。
魔力が尽きないように聖水で魔力を補充してはいるけれど、決して楽じゃないはず。

落ち着け。
少しづつだけど冥獣王にも確実にダメージを与えられている。
隙さえ見せなければきっと大丈夫。

刃を砕け。
兜を割れ。
強大な呪文を唱えるようなら、体当たりで止めてやれ。

砕けた刃で、ミドリのスクルトを貫通するダメージを与えられると思うな。
彼女のスクルトは一級品だ。

割れた兜で私の斧を受け止められると思うな。
見た目以上の業物だ。

少しづつ少しづつ、冥獣王の動きが鈍ってくる。
見上げるほどの巨躯が肩で息をしているのがわかる。
戦士の私の少ない魔力を乗せて放つ一撃を繰り出す機会を伺う。

肩で息をする冥獣王が左腕を振り回し、ガラ空きの胴を捉える。
チャンス。
私の少ない魔力を斧に込める。
アストルティアに息づく人々を、友人達の笑顔を護りたい私の想いを込める。
失った故郷と愛しい姉への弔いの想いを込める。

────そして、貴女と生きる未来の為に

魔力の奔流が斧を伝わり紅く放電する
魔人斬り!!
私が放てる最大の一撃が、冥獣王を貫く。

制御を失った魔瘴が冥獣王の体から噴出し、冥王の姿へと戻る。
そして、呪いの言葉を吐きながら冥王は散った。
今度こそ、ついに冥王を討ったのだ。

安堵したのも束の間、冥王の呼び寄せた大量の魔瘴が腕のように蠢く。
そして主を失った冥王の心臓が崩壊を始める。
崩壊する冥王の心臓を脱出しなければ。

崩壊する足元に気をつけながら、追いすがる魔瘴の腕から逃げつつ、外を目指す。
入り口まで戻れば、破邪船があるはずだ。

必ず生きて帰る・・・!
生きて帰るまでが冒険だもの!!

魔瘴の腕をかわして飛び降りた私は転んでしまう、華麗に着地したミドリが私の手を引いて駆け出す。
この数時間でいったい何度ミドリに助けられただろう。
ミドリに手を引かれながら体勢を整えなおし、ミドリに併走する。

────けど

崩壊の足音がすぐ傍までやってきている。
入り口までは間に合わなかった。
足場の崩壊に巻き込まれ、ミドリと私は空中へ放り出される。

ごめんねミドリ。
私がこんな戦いに巻き込んだばかりに。

落ちるミドリに手を伸ばす。
ミドリも私に手を伸ばす。

捕まえた。

せめて最後は、貴女の手を握ったままで。
この手はもう離さない。
そのままぐいっとミドリを引き寄せる。

嗚呼、神様。
どうかミドリだけでも助けてはいただけませんか?

『いいんだよ。もみじがそんな顔しなくても』
『私が、私の意志でここに来たんだからさ』
そう言って笑うミドリ。
堪らずぎゅっと抱きしめる。

避けられない死がそこに迫る。
なのにミドリは穏やかに笑う。

その笑顔の向こうに輝くものが見えた気がした。
いや、気のせいじゃない。
あの輝きは、破邪船だ。

ミドリと顔を見合わせる。
コクリとうなづいて、私の腕の中でミドリが魔法を唱える。
烽火の代わりに、この癒しの魔法の光に破邪船師が気付いてくれれば。

光に気付いたのか、破邪船は向きを変えてこちらに寄ってくる。
そして、私達は無事に破邪船に乗り込めた。
破邪船師が冥王の心臓の異変に気付いて破邪船を飛ばしてくれたのだそうだ。

私達の勝利を知って、破邪船師がしばし遊覧飛行をプレゼントしてくれた。
色々な町の上を飛ぶ。
まだミドリと出会う前の話。
この町ではこんなことがあったんだよって話す。
ミドリはニコニコしながら聞いてくれてる。

長い時間、でもあっという間の数時間が過ぎ、旅立った場所へと戻ってきた。
地面に降り立って、破邪船師を見送って、また顔を見合わせる。

あはははははは

早朝の山に2人の笑い声が木霊する。
ついにやったよ。
ミドリのお陰だよ。
ありがとう。

────これで私の冒険は一区切り

これからは、変わらぬ日常を送りながら、変わらず友人達と騒ぐのでしょう。
けど、そんな日常を送れるのは、ミドリのお陰なんだよ。
ほんとうにありがとう。
また一緒に冒険しようね。

Fin
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無題
すばらしー作品で見入ってしまった♪~θ(^O^ ) まるで小説のようだった w

今度はジブラの出演求~(^∀^)ノ

楽しく読ませて貰えました(^_^)v
>ジブラさん
楽しんでいただけたなら何よりです~♪
気が向いたら書くスタンスなので、お約束はできませぬ><
【 管理人もみじ 2013/07/02 18:36】
無題
とても良いお話でした( ;∀;)
シリアスな展開もなお良しですね!
続編希望です(≧∇≦)
後日譚でもw
>てぃさん
続編か~w
文才ないので、妄想を垂れ流すのが精一杯なのです。
気が向いたら書くかもしれないけど、多分書かないと思うのですw
【 管理人もみじ 2013/07/02 18:38】
無題
ほんと凄い作品だよ♪
前回の記事と一緒に、仕事中見入ってしまったw
ミドリさん頼もしいね(≧▽≦)
>タチコマさん
いあいあw
褒めすぎですw

ミドリさんは泣き虫だけどカッコイイのです♪
【 管理人もみじ 2013/07/02 20:12】
無題
カンヌにいけると思います。
>ショウヘイさん
凄いこと言い出したよ!?(((((°Д°;)))))
【 管理人もみじ 2013/07/02 20:20】
次回は…
是非ともドワ男同士の熱い絡みを!
(変態>3<)
オフレッサーときくちゃさんのイケない愛を!
(ド変態>3<)

とにもかくにも、ねるげる撃破おめっとございます!
新たに得たルーラ石には、ミドリさんのお家が登録されるのですね!
>オフレッサーさん
HENTAIな提案ktkr
いや、やらないですよw

げるげる倒して貰った石はチョッピかどっかを登録した気がします。
ミドリさん家にはお招きの翼で飛ぶのです~♪
【 管理人もみじ 2013/07/03 02:14】
無題
私事ですがお二人の旅路を妄想してたら『Garnet Moon』という曲を思い出しまして・・・
「ぴったり!」と一人テンション上がってましたw
>てぃさん
歌とかあまり知らないのでYouTubeで検索しましたw
いいかもしんないw
【 管理人もみじ 2013/07/03 13:54】
無題
なんか読んでて泣きそうになったw
いろいろ言いたいことはあるはずなんだけど、うまく言葉にできないや。
「ありがとう。これからもよろしくね!」かな。
・・・あと、泣き虫キャラのことは封印でお願いしますw
>ミドリさん
こちらこそ、宜しくなのですよ~♪
泣き虫キャラ封印といいつつ、コメント冒頭で泣きそうになってる件w
【 管理人もみじ 2013/07/03 13:55】
無題
お疲れ様でした。
情景までしっかり妄想出来ましたw
ありがとうございました!最高でしたm(_ _)m。

もみじさんとミドリさんが勝利の余韻に浸る破邪船を、
オルセコ荒野から見上げる、なぎ…。
再会の刻は、災厄の始まり…。

こんな、妄想の続きまでしたくなる話でしたよー( ´ ▽ ` )ノ
>なぎさん
いえいえw
妄想の垂れ流しで恐縮です^^;

なぎさんの書く続きの物語がものそい楽しみになってきましたw
書いて・・・くれるんですよね・・・!?
【 管理人もみじ 2013/07/03 15:51】
無題
あまりにすばらしい記事なので、初投稿しちゃいましたw
冥王戦はいいドラマがありますね!
私もver1.0からドラクエやってますが、1.4になる日のメンテナンス10分前に、ようやくチムメンみんなで倒しました(笑)最後は時間との戦いで、みんなで攻撃しまくったのはいい思い出です☆
これからも楽しい思い出つくりましょー^ ^b
あ、冥王討伐おめでとうございます!
>たにたにさん
コメントありがとうございます^^

メンテ10分前!w
ギリギリですねw
それはそれで楽しそうです^^
【 管理人もみじ 2013/07/03 22:28】
無題
やっとみれた;

酔いもあってか感情移入がハンパないです;;
ドキドキしました。
>レシムさん
楽しんでいただけたのなら嬉しいです^^
【 管理人もみじ 2013/07/05 13:23】
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